1.<みつばちvsスズメ蜂>

キター!!!○○裕二じゃなくてスズメ蜂。

今年も8月のお盆過ぎ頃から少しずつスズメ蜂が蜂場に現れ出し、肉食である彼らは、みつばちを空中でキャッチし飛び去り、ミツバチの巣箱を集中攻撃し、みつばちと蜂蜜を食べます(スズメ蜂は蜂蜜も大好きなんです)。9月の中頃になるとその数は大変多くなり、写真は10月に入ってからの様子です。

巣箱の入り口にスズメ蜂捕獲用のカゴ(父の手作り)を取り付けたり、黒い粘着版を置いたり二重の対策をしているのにもかかわらず、9月中にすでに15群(15箱)も全滅させられてしまいました。一生懸命育ててきたのにショック!ショック!ショック!

1匹2匹のスズメ蜂であれば、おだんご状にスズメ蜂を取り囲み蒸殺しますが、集中攻撃を受けると何百匹何千匹のみつばちが噛み殺されてしまいます。スズメ蜂が襲撃してきたら「逃げろ!」といいたいのですが、みつばちは健気にも人の命も奪ってしまうあの恐ろしいスズメ蜂と戦うのです。

年々進む地球温暖化のせいか被害は毎年拡大しています。
「スズメ蜂の天敵っていないのかなぁ~。」
他にもお女郎グモ・カマキリ・カエルなどたくさんの生き物のエサに狙われています。みつばちをたらふく食べたとってもメタボなカマキリやお女郎クモが巣箱の周りによくいます。みつばちにとっては敵である生物ですが、その生きようとする生命力や子孫を残そうとする生き物としての姿に人間も見習うべきと山仕事をしながら実感しています。

さわやかな南房総の秋の山は天高く、澄んだ空も白い雲も美しく、漆(うるし)の葉がちょっとだけ紅葉してきて柿のみがたわわに実っています。

10.13 れいこ
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